yumi1960

先週の水曜日の講座から東郷先生の大ファンになってしまった。というのも、最新の著作本にサインをいただいたり、講座の最後に写真撮影を申し出た際に「じゃ、二人で撮ろうよ。」と、嘘かまことか?まことか嘘か?サラッと、おっしゃてくださって 見事に 東郷先生とのツーショットの画像まで 手に入れてしまった・・・そんなわけでなのだ。 微動だにしない、私のこの見事なミーハぶりも、他の追随を許さないかも。にわかに 東郷先生のミーハーになられた如是我門氏も まだまだ 私には勝てないだろう。 御歳 70歳は超えるであろう 東郷先生の体躯は、背が高くガッシリとされていたことは予想外であったし、ネット大の最新の黒板にマジックで書かれる身のこなしも、とても柔軟で、頼もしく 今日初UPの千畳敷海岸のような雄姿にも見えるのであった。この景観には、思わず感動だった。これが千畳敷だ!日本海だよ おっかさん。 講座開始間際のごあいさつに「今年生誕100年で、こんなことになるとは思わなかった。太宰治検定、太宰治マラソン、果ては年寄りの私まで引っ張りだされるとは・・・芝居も、映画も漫画まである。」とお話されていたが、ご自分でおっっしゃていた「としより」なんて形容を完全に払いのける、骨格の太い、しかも緩急抑制の利いた、質量ともに今講座中 Max 級の 本流太宰論の excellent な講義だったと思う。 最近は、弘大の方でも 集中講義をされてきたということであったが その内容もきっと 素晴らしいものであっただろうことは 間違いない。 太宰研究の三本柱のおひとり 早稲田大の名誉教授である東郷先生の講義は、約一時間半、大河ドラマのような様相を呈して、名作「津軽」を、太宰という一人の作家を…読み説いてくれるのであった。